男性・育児休暇

伸びない育児休暇取得率

男性でも育児休業を取得することを知っているという人は多いと思いますが、実際に育児休業を取得している、また休業を取得したことがある男性は身近におりますでしょうか?

育児休業取得率の差

厚生労働省の最新の発表(平成20年:2008年)より、育児休業制度を規定している企業は全体の66.4%とされております。

女性の取得率は平成11年の56.4%から、平成14年では64%、平成17年に72.3%、平成20年には90.6%と順調に伸びております。

それに対して男性の取得率は、平成11年度が0.42%、平成20年でも1.23%と一向に取得率は上がっておりません。

子育てをするのは女性

社会の風潮といいますか、赤ちゃん世話は女性の仕事であり、男性は外で仕事をして養うというイメージが未だに強いと思われます。

実際に育児・介護休業法でも配偶者が専業主婦(夫)の場合は、育児休業を取得することができないという規定もありました。

また法律で認められているとはいえ、公にはなってはおりませんが、育児休業を申請したとしても、仕事の状況などにより申請を却下されるということも多いとのことです。

育児参加率の向上

男性が育児や家事に関連したことを行う時間は、1日に60分という統計があります。

仕事を行っている状態にて、1日の育児参加時間が1時間というのが短いのか長いのかは、人それぞれ感じ方は違うと思いますが、厚生労働省としては10年後には2.5時間まで伸ばすことを目標としており、男性が育児をしやすい社会的環境作りに取り組んでいます。

男性が育児休業を取得できない体制

統計より男性でも育児休業を希望する人は3割を超えているそうです。
しかし、実際に取得することができている男性は1%程度しかいないというのが現状です。

法律にて一定の条件をクリアしていれば育児休業を拒否することを事業者自体はできませんが、実際には申請しても拒否されているということが多いのです。

仕事への影響

休業をするということは、その期間の人手が減るということですので、職種によっては人員補填などを行わなければいけなくなります。

特に男性の場合は前例が無いという理由だけで、育児休業を取得できない場合などもあるそうです。

法律で禁止されているとはいえ、不当な人事異動や解雇などの報復の可能性、また取得できたとしても査定、その後の人事などを考えると、男性が育児休業を申請することは難しいといえるかもしれません。

男性の育児休業のメリット

男性が育児休業を取得することにはメリットは無いのでしょうか?

育児休業給付金などの援助を受けることができますが、収入としては確実に減ってしまいます。また職場の環境悪化なども懸念してしまいます。

慣れない育児の補助

赤ちゃんの世話は大変であり、初めての子供となれば未知の経験ばかりで、女性の負担は大変なものになります。

育児を分担することによる直接的な負担を減らす目的はもちろんのこと、赤ちゃんの面倒を見るために外出もままならない状態では、女性のストレスも溜まってしまいます。

そんな時に、話し相手になるだけでも精神的な負担を軽減してあげることができるのです。

何物にも変えられない赤ちゃんと過ごす時間

育児休業を取得することで、出産直後の母親の負担を減らすことはもちろん、様々な手続きなどを行うこともできます。

なによりも赤ちゃんの世話を夫婦で行うことのメリットが大きく、子供が成長してからも積極的に育児に参加するという意欲が備わります。

一生の内で何度も無い機会ですので、大切な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

期待されるパパ・ママ育休プラス

法改正に伴い厚生労働省は、男性の育児休業取得率の向上と、育児への積極的な参加を促す制度として「パパ・ママ育休プラス」と命名し広く周知しております。

男性が育児休業を取得した場合、仕事への意欲も向上し企業的にもメリットがあるということが広く浸透することで、男性が育児休業を取得しやすい社会環境が作られると考えられます。

女性にも大きなメリット

男性のメリットが強調されている「パパ・ママ育休プラス」ですが、男性が育児へ参加することにより女性の育児への負担が減り、出産後の継続就労率の向上も期待することができます。

詳細はパパ・ママ育休プラスのページにてご説明します。

  • 【育休の期間や対象者】 | 育児休業制度に設けられている制限
  • 【産休について】 | 女性・出産のための休業制度

  • 【これから産休育休をとる方へ】労働基準法の条文や就業規則について
  • 【育児休業】休める期間やもらえる金額はどのくらい?
  • 【産前産後休業】出産前後の期間や、対象となる条件
  • 【気になる給付金・お金の話】社会保険や医療費の控除などについて
  • 【産休・育児休暇トラブルFAQ】休暇を申請したら解雇!?突然の倒産!?などのトラブルについて