育児休業給付金

育児休業給付金の支給を受けよう

育児休業中に申請することで受け取ることができる育児休業給付金(育児休業基本給付金)ですが、実際にどのように手続きを行い、どれぐらいの金額の支給を受けることができるのかをご紹介します。

2009年現在、育児休業給付金は育児休業基本給付金と育児休業者職場復帰給付金の2つを合わせてものをいいます。

育児休業給付金については、雇用保険法第61条の4から6までに規定されております。

育児休業給付金の支給対象者

当たり前ですが、育児休業中であるということが大前提になりますので、育児休業を取得できる条件をクリアしている人が対象者となります。

そのうえで、雇用保険加入者が育児休業を開始以前の2年間で、賃金の支払い対象の日数が11日以上の月が12ヶ月以上である必要があります。
最低1年間は雇用されていなければいけないということです。

もし会社から育児休業中に給与が支払われる場合には、支払われる休業中の給与が育児休業開始前月の給与の80%未満であることが条件となります。

また、育児休業の期間について、日曜祝日などを含めて休業日が20日以上でなければいけません。

育児休業給付金の申請方法

手続きはハローワーク(公共職業安定所)にて行うことができ、手続き自体は基本的には事業者が行うようになっております。

事業者は被保険者の賃金台帳や出勤簿などの必要書類と共に育児休業基本給付金支給申込書を提出することで、申し込み手続きが行われます。

被保険者は支給を受けるにあたって、実際に育児を行っていることを証明できる書類(母子健康手帳など)のコピーなどを用意する必要があります。

育児休業給付金の支給期間

育児休業期間に合わせて育児休業給付金は支払われますので、基本的には1年ですが、保育所への入所を希望していたが入所できない場合には育児休業期間を延長することができますので、育児休業給付金の延長手続きを行うことで、最長1年6ヶ月分の支給を受けることができます。

女性の場合、出産日から8週間は産後休業となりますので、育児休業期間には含まれませんので注意が必要です。

育児休業基本給付金の支給額

育児休業基本給付金は賃金より算出されまして、育児休業を開始する前の6ヶ月間の賃金合計を180で割ることで、休業開始時賃金日額を算出し、それに支給日数を掛けた金額の3割が支給されることになります。具体的には以下の計算となります。

休業開始時賃金日額(6ヶ月の賃金÷180)×支給日数×0.3(3割)

給与を受け取っている場合

育児休業中に雇用主から給与を受けている場合、給与の額により支給される育児休業給付金の支給率が変わります。

休業開始時賃金の8割以上の給与を受けている場合は、育児休業給付金は支給されず、5割を超え8割未満の場合は、8割相当の金額までの差額が育児休業給付金として支給されます。
5割以下の場合は、通常と支給率と同様に3割の支給率にて育児休業給付金が支給されます。

平成22年(2010年)4月1日以降

育児休業者職場復帰給付金が撤廃となり、育児休業基本給付金と合わせて育児休業給付金として一緒に支払われるようになります。
そのため、平成22年4月1日以降に育児休業を取得した場合は、休業開始時賃金に対する給付率は5割となります。

本来は育児休業者職場復帰給付金の給付率が1割であり、それに育児休業基本給付金の3割を足した4割が規定の給付率なのですが、平成22年3月31日までとされていた育児休業者職場復帰給付金の、給付率の引き上げ(1割→2割)が当分延長されたことにより、しばらくは5割が給付率となるようです。

月単位の上限と下限

育児休業給付金は月単位にて計算されまして、2ヶ月に一度2ヶ月分が支給されます。
そして1ヶ月の給付金額に対して上限、下限が設けられております。

給付率3割(平成22年3月31日まで)として、1ヶ月の給付金上限は125,820円、下限は61,500円とされております。

この金額は毎年変更されまして、上記は2010年7月31日までの金額となります。

育児休業者職場復帰給付金

育児休業が終了後も、引き続き6ヶ月間雇用された場合に、育児休業期間の長さに応じて支給されるのが育児休業者職場復帰給付金です。

支払いは介護休業後6ヶ月雇用が確認されてから、一括でまとめて支払われます。

本来賃金に対して給付率1割の額が支給されるのですが、平成19年(2007年)10月1日から2割に引き上げられておりました。

しかし、2010年4月1日以降の育児休業申請分からは、育児休業者職場復帰給付金は廃止され、育児休業給付金としての給付率が5割とされます。

確認書類

育児休業給付金の申請を事業主が行い、受給の資格があると確認された場合、ハローワークから育児休業給付受給資格確認通知書、または育児休業基本給付金支給決定通知書が公布されます。

通知書内には支給額などが記載されておりますので、確認するようにしましょう。

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